行き先に迷い、立ち止まってしまったら、たまらなくもどかしくなったら、
GOING UNDER GROUNDを訪ねてみるといい。
はっきりとした答えは教えてくれないけど、また歩を進められる気持ちになる。
走りだす勇気と、共に生まれた元気は、私たちの背中をそっと押してくれる。
確かな温もりのあるサウンドと暖かさを含んだストレートな歌声、
日常のささいな断片を切り取った世界の中に見え隠れする情緒。
自分達を[泣き虫ロック]という彼等の曲の主人公は本当に泣きべそばっかりだ。
ひとりは雨にわざと打たれながら、回りにバレないように泣いているし、
ひとりは川辺リを泣きながら走っているし、ひとりは夢の中で泣いている。
でもこの泣き虫君は泣いているだけじゃない。
泣いたからって何が変わるわけじゃないことを知っている。
泣いて、少しだけすっきりした気持ちでまた前に向かって歩き出す。
不安と焦りと希望を両手で抱え込んで、めいいっぱい大きく空気を吸って、
泥だらけになりながらまだ見ぬ明日を探しにいく。
コメント